俳句 斗南良子 俳句の世界 日々の生活の中でふと季節の移り変わりを感じることがあります。 ふと過去を思い出すことがあります。 風の音や道端の花…遠い日の風景を思いつつ 徒然に一句、一句詠んでいます。 ご興味がありましたらどうぞご覧下さい。 7月の俳句 朴の花 白きしずくの 雨上がり 檜原の 山のテラスに 竹落葉 新しき パラソル開く 立夏かな 6月の俳句 夏布の 軽さに潜む 喉ぼとけ 水中花 祭りのざわめき 閉じこめて 朴の花 白きしずくの 雨上り ふらここを 漕いでは緑に 染まりけり かもめ舞う 瓦礫の街に 雪が降る みちのくの 遅い春にも 春はくる 取り壊す 寓居の歴史 春終る なれそめの 時を切り取る 五月闇 夜想曲 似合わぬ人と 夕明り 君の忌に 火照り残して 半夏生 風薫る 斎場の木に 小鳥鳴く 病床の 窓辺に聞こゆ 祭笛